さっきご飯あげたばかりなのに、すぐに足元に近付いてスリスリしたり、「ニャーン」と呼びかけてきたりするよろちゃん。
ご飯が足りなくて催促かな?と思って、ついおかわりをあげたくなっちゃうんですが、本当に足りてないのかわからないし、おかわりが当たり前になって食べ過ぎ→肥満になるのも良くないし・・・。
ということで、本当に必要な量があげられてるかどうか、1日分のキャットフードの必要量を計算してみました。
📖 この記事の目次
1日に必要な食事量の計算方法
持っていた猫本に、猫が1日で必要なエネルギー量の計算方法が載っていたのでそれを使います。
計算といっても順番にあてはめていけば全然難しくないので大丈夫!
その計算方法は次の通りです。
(1)簡易RER値を計算する
まず、次の公式Aを使って、簡易RER値(安静時のエネルギー要求量)を計算します。
【公式A】30 x 体重(kg) + 70
(2)年齢に合わせて数字をかける
猫の年齢やライフステージに合わせて、(1)で求めた簡易RER値に、次の数字を掛け算します。
4ヶ月以下 | 3.0 |
4〜6ヶ月 | 2.5 |
7〜12ヶ月 | 2.0 |
1歳以上 | 1.2 |
1歳以上、肥満傾向 | 1.0 |
1歳以上、減量中 | 0.8 |
高齢期(8歳以上) | 1.1 |
(3)必要なキャットフード量を計算する
普段あげているキャットフードの、100g あたりのカロリー(kcal)を確認してください。
公式Bを使って、必要なキャットフード量を計算します。
以下は(2)で求めた数字を a、100gあたり400kcal のキャットフードで計算する例です。
【公式B】a ÷ 400 x 100
この公式Bで出た数字が、1日に与えられるキャットフード量の目安になるというわけです!
さて、よろちゃんの必要なキャットフード量は・・・?
計算に必要になる、よろちゃんの体重、年齢、キャットフードは次の通りです。
- 体重は2.6kg
- 生後7ヶ月。
- 食べているキャットフードは、100gあたり365kcalのもの。
先ほどの計算式を使って、さっそく計算してみた結果がこちら。
よろちゃんは、1日に約81gは食べられるということでした!
ところで、実際に81gを測ってみたらいつもあげている量より結構多かったんです。
ということは、いつも物足りなくてニャーニャー催促していた可能性が高い・・・。よろちゃん、お腹が空いてたんだったらごめんよ〜。
なるほどー、こんな計算方法があったんだね。
まとめ
もちろん猫によっては個人差もあるし、この計算で出した結果はあくまで目安だそうですが、それでもいい加減な量を食べさせるより、ある程度適正な量をあげる方が猫の健康のためにも絶対いいですよね。
もし、ご存知でない方がいましたら、参考にしてみてくださいー。
ちなみに今回使った計算は、こちらの本に書かれていた情報を参考にさせてもらいました。